苦せず労せずOld Gibson

 GibsonかMartinか。アコースティックギターファンなら好みが分かれるところかと思うが僕はGibson派である。とあるリペアショップで古いL-1を弾いて抱えた時のあまりの軽さと、そっとストロークしたときのヘッドの先からエンドピンまでが震えるような鳴りにたいそう驚いたことがある。今まで触った中でも最も迫力のある楽器だった。とはいえ、ほんのりと憧れは抱いていたものの購入には至らないという状態だった(高いよね。。

 ところでここのところ胸の奥底にかねがね潜ませていたフルアコへの憧れが首をもたげていた。マカフェリがあまりに大きく鳴り過ぎるので、たまには家で静かにスタンダードなジャズを弾きたかったのだ。Epiphone、Eastman、Ibanez、Walkin'やStringphonicのショップオリジナルなど見渡せば気になるブランド、モデルは山とある。その中には当然Gibsonの名もあり、GibsonのフルアコといえばES-175なのであった(「そこはL-5だろ」というもっともな声や「ES-300っきゃない」というDjangoファンからも特殊な声はさておき)

 175は1949年発売のL-5の廉価版(175ドル)である。生鳴りを抑えるための合板ボディとツノのように鋭利なフローレンタインカッタウェイにピックアップを1つないしは2つ搭載している。後者はES-175Dというモデル名だ(がDは省略されがち。)現在のフルアコの一つの源流となった古いモデルでありながら、未だに途切れず生産され続けている超ロングセラーでもある。
 さて先日、実家の母から一報が届いた。親戚からギター貰ってきた、とのことである。どうせ吐いて捨てるような安ギター(←こういうのも好きですが)だろ、やれやれ...と送られてきた写真を見ると...
 
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ん...?
 
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んん...!?
 
というわけで苦せず労せず唐突にOld Gibsonオーナーとなったのでした。現物をまだ見ていないので状態がどの程度のものかは分かりませんが、年末に実家に帰る楽しみがぐんと増えたのでした。
 
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(しかもおまけつき)