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DAVID BOWIE is

 2017年の展覧会初めはデヴィッド・ボウイの大回顧展だった。会場は寺田倉庫、東京モノレール天王洲アイル駅から歩いて5分ほどだ。道すがら閑散としていたが会場に着くと入場待ちの長蛇の列ができていた。入口でヘッドフォンを手渡されて会場を回る。場内に設置されたディスプレイに近付くだけで端末操作無しに音声が流れる仕組みだ。よくできている(うまく音声が流れないときもあったけどね

 僕はボウイについてはいくつかの有名曲を知っている程度だ。ちなみに主演映画『地球に落ちてきた男』は途中で睡魔にやられた。このような熱心なファンでなくとも十分に楽しめる展覧会だった。展覧会はある程度は彼のキャリアに沿って進むので素人にもボウイの全体像が掴みやすい、というよりもむしろ彼にはまとまりのある全体像なんて無いのだということが掴めるといったほうが良い。展示内容は衣装やMV、インタビュー、伝記的な映像、絵画からテキストまで多岐に渡る。僕は衣装や映像で雰囲気を掴んでいくばかりで満足していたが、テキストを細かく眺めればマニアなファンでもきっと楽しめそうだ。

 ボウイは突然の現れー異星人ーとして常套的に語られる(本当は突然の現れなどでなく様々な予兆があるのかもしれないが。)今回の展覧会は僕にとってはまさに突然の現れであり彼のカリスマ性に軽く打ちのめされた。変貌を重ね、獲得した価値をかなぐり捨てて新たな価値を創造していく彼の姿勢に魅了された。もっと中学高校の人格形成期に出会っておくべきだったとついつい後悔してしまいそうになる。しかし彼の前で出会いが遅すぎたなどとぼやくのはちょっとふさわしくない。人はいつまでも変わり続けられるということをボウイは身をもって教えてくれているのだ。

 

↓内覧会フォトレポートで展示の様子が見れます

nme-jp.com

↓公式サイトはこちら

davidbowieis.jp