ぎびじゅんがく

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ギターや美術や文学についての雑記帳

Deep in a Dream コード分析

今日はフィンガーピッキングのY先生のレッスンで、新しいLowdenのエレガットS-25Jを先生に弾いてもらいました。指弾きを専門にしているギタリストだけあって繊細な音から強く響く音までタッチの幅が広いですね。Lowdenが綺麗に鳴っているのが聴けて満足。

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さて、練習曲は前回ご紹介したジム・ホールのへんちくりんなジャケットの名盤「JAZZ GUITAR」に収録のDeep in a Dreamです。本日はコード進行を中心にじっくりと研究。

 

チェット・ベイカーフランク・シナトラの歌物はAABA構成になっていますがジム・ホールはこんな構成で弾いていますね。けっこう掴みにくいなあ。。

 A:テーマ(ルバートで)

 A:テーマ(ここからインテンポ)

 B:テーマ(既にソロっぽく崩して)

 A:ソロ(ここからソロ)

 B:ソロ(はやいソロ)

 A:ソロ(ちょっとテーマをなぞるような感じのソロ)

 OUTRO(最後はゆっくりと眠るように終わる)

 

コードはこんな感じですね。

 Aパート

  ①A | A△7(♭5) | A△13 | Em7 A7 |

  ②D△7 |  C♯m7 F♯7 | Bm7 E7 | Am7 D7 |

  ③G△7 | C♯m7(♭5) F♯7 | Bm BM7/A | G♯m7(♭5) |

  ④C♯m7(♭5) F♯7 | Bm7 E7 | A△7 | Gm7 C7 |

 Bパート

  ⑤F△7 | Dm7 | Gm7 | C7 |

  ⑥Am7 | D7 | Gm7 | C7 |

  ⑦F△7 | Dm7 | Gm7 | C7 |

  ⑧F△7 | Dm7 | Bm7 | Em7 |

 

①の4小節をジムは以下のようにアレンジして弾いています。

 A | G♯m7(♭5) C♯7 | F♯m7 B7 | Em7 A7 |

これは②の冒頭のD△7に向かうツーファイブの動きの前にさらに2つのツーファイブを重ねているんですね。1小節目のAの半音下のG#m7(♭5)から4度ずつ下降しています。お盆特訓の教科書「ジャズ ・スタンダード・セオリー」ではエクステンデッド・ドミナントという言葉で説明されていました。一度覚えたことは少し説明されるとすぐに頭の中で繋がっていくものですね。特訓の成果がさっそく出ている気がして嬉しいです。

 

でさらにこんなこともできるよと教えてもらったのが

 A | G♯m7(♭5)     G7 C♯7 | F♯m7    F7 B7 | Em7    D♯7 A7 |

各小節の2つ目の7thコードを裏コードに分割しています。2小節目ならG#m7(♭5)の半音下のG7、3小節目だとF♯mの半音下のF7、4小節目はEm7の半音下のD♯7を挟み込む感じです。

 

トニックの半音下から下降するエクステンデッド・ドミナントの動きも裏コードの分割も形で覚え易いし、他の曲にも応用が効きそうだなあと思いました。

 

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