ぎびじゅんがく

さくのギターMEMO

ジャズギター、アコースティックソロギターを弾いています

ジャズギター勉強会4

お盆明け!

週一でSyncroomで開催しているジャズギター勉強会も4回目を迎えました。

 

今回は教本「3年後にジャズギターが弾ける練習法」の

 LESSON12:曲を分析しよう①ダイアトニック・コード編

 LESSON13:曲を分析しよう②ノンダイアトニック・コード編

に取り組みました。

今日はがっつり座学ですね・・・!

 

■キー判別

いくつか方法があります。

①調号の数

 調号なし→Key C

 ♯が1つ→Key G ♯が2つ→Key D ・・・

 ♭が1つ→Key F ♭が2つ→Key B♭ ・・・

 

 ♯が増える毎に五度圏を時計回りに進んだキーになります。

  C→G→D→A→E→B→F#→C#

 4度上に進行する規則的な動きなのでギターの5、6弦を想像すると把握しやすい。

  5-3F→6-3F→5-5F→6-5F→5-7F→6-7F→・・・

 

 その逆で♭は増える毎に五度圏を半時計回りに進んだキーになります。

  C→F→B♭→E♭→E♭→D♭→G♭→C♭

 こちらも4度下に進行する規則的な動きです。

  6-8F→5-8F→6-6F→5-6F→6-4F→5-4F→・・・

 

②調号(裏技)

 簡単に見つけられる裏技があります

 

 ・♯系:最後に♯が付く音の全音上がキー

  例えば♯が3つ付く場合、最後の♯はGの音に付きます。

  Gの1音上なのでKey Aです。

  最後の♯ = 楽譜上一番右端に書いている♯です。

 

 ・♭系:最後の1つ手前の♭が付く音の半音下がキー

  例えば♭が3つ付く場合、最後の1つ手前の♭はEの音につきます。

  Eの半音下なのでKey E♭です。

 

③コード進行

 コード進行を見てどのキーのダイアトニックコードで構成されているかを考えます。

 ポイント1:V7を探す。

       V7はダイアトニックコードに1つしかない。

       その次にI△7があればその音がキーかも?

 ポイント2:VIIm7(♭5)を探す。

       こちらもダイアトニックコードに一つしかないので目印になり易い。

 実際の曲ではノン・ダイアトニックコードで7thコードが頻出したり、転調が多かったりなので多角的な推理が必要です。

 

平行調

CメジャースケールとAナチュラルマイナースケールは同じ音を使っています。

 C△:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ

 Am:ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ

この2つは平行調の関係にあります。

言い換えるとIメジャーとVIマイナーは平行調の関係。

上のスケールと同じ関係がダイアトニックコードにも成り立ちます。

 メジャー:I△7、IIm7、IIIm7、IV△7、V7、VIm7、VIIm7(♭5)

 マイナー:Im7、IIm7(♭5)、III△7、VIm7、Vm7、VI△7、VII7

メジャーのVIm7をスタート地点としたダイアトニックコードがマイナーのダイアトニックコードになります。

 

同主調

CメジャーキーとCナチュラルマイナーキーは同主調の関係にあります。

 メジャー:C△7、Dm7、Em7、F△7、G7、Am7、Bm7(♭5)

 マイナー:Cm7、Dm7(♭5)、E△7、Fm7、Gm7、A△7、B7

「使い所がよくわかりませんね、、」って話をしていたら早速次のサブドミナント・マイナーで登場しました。

 

サブドミナント・マイナー

メジャーダイアトニックコードで構成されている曲にVIm7とVII7を突っ込めます。

つまり同主調のIVm7、VII7を借りてきてサブドミナント・マイナーとして使えるということです。

このサブドミナント・マイナーの次はトニックコードが続きます。

 

というところで、サブドミナントとかトニックってそういえばなんじゃ?

という話になったので↓です

 

■トニック、ドミナントサブドミナント

コードにはそれぞれ役割があります。

その役割がトニック、ドミナントサブドミナントでこんなキャラです。

 SD(サブドミナント):ちょい不安定、職場、導入

 D(ドミナント):不安定、帰りの飲み屋、展開

 T(トニック):安定、家、オチ

コード進行の基本は

 SD→D→T

で安定感びみょ〜な状態から不安定になって安定に着地します。

職場でだらだら仕事して、帰りの飲み屋でおもろい話して、家で寝るみたいな(違うか?

 

ダイアトニックコードの役割は以下です。

 I△7:T

 IIm7:SD

 IIIm7:T

 IV△7:SD

 V7:D

 VIm7:T

 VIIm7(♭5):D

 

トニックとはいってもKey CのEm7で終わると後に続けたくなりますなぁ、、なんて話もしました。このへんは今の所、謎。

 

セカンダリー・ドミナント

2-5-1のドミナント・モーション(5-1)がジャズの肝!

ってことでダイアトニックコード外のコードも使ってモーションかけまくろうということだと思います。

課題曲にしているFly meでは

 ①4小節目のC7がF△7に向かうSec D

 ②7小節目のE7がAm7に向かうSec D

 ③8小節目のA7がDm7に向かうSec D

で、いずれもオルタードスケールが弾けます。

ノンダイアトニックコードなのでCメジャースケールやAmペンタだとハズレの音を弾くことがあります。

 

座学ばかりでめちゃくちゃ長い〜!

最後に武器コーナー。

 

■Fly meをやっつけるために持っている武器一覧

Amペンタスケール

C△スケール

コードトーン

モードスケール(コードトーン+テンション)

2-5-1の5でオルタード(G7)

セカンダリー・ドミナントでオルタード(C7、E7、A7)