リペアに出していたギターが帰ってきました。
戦前のアーチトップは他の楽器にはない味わいで渋いです。
さて今回の勉強会も教本は宇田さんの「3年後にジャズギターが弾ける練習法」
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前回のLESSON13のノンダイアトニックコードの会でやり残してたII7コードについて勉強しました。
■II7
IM7→II7→IIm7
と進行する時のII7ですが、リディアン7thスケールが使えます。
リディアン7thを捉える方法について
①リディアンの7度がフラット
リディアン7thというスケール名に沿う捉え方だと思います
リディアン:ド・レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ
リディ7th:ド・レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シb
②ミクソリディアンの4度がシャープ
7thといえばミクソ!から考えた捉え方
ミクソ:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シb
リディ7th:ド・レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シb
③メロディックマイナーの4度スタート
メロディックマイナーの派生スケールと捉える方法
メロm:ソ・ラ・シb・ド・レ・ミ・ファ#
リディ7th:ド・レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シb
ここでは
「CM7→D7→Dm7の時はAmペンタで乗り切れそうですね〜」
「D7の特徴的な音であるファ#は入れたいっすね」
「ただペンタで乗り切っちゃうとコード感が薄くなりますなあ」
「ジャズならコード毎に切り替えられるようにしたほうがよさそうですな、ふむふむ」
みたいな会話をしました。
しかし実際D7上でDのリディアン7thを弾いてみるとなかなか不思議な響きになりますね。
ちょっと慣れというかコツが必要な気がしました。
■コード進行分析
II7に加えて前回習ったサブドミナント・マイナー、セカンダリー・ドミナントの登場するコード進行分析をしました。
「サブドミナント・マイナーってドミナント・モーションを無理やり作るやつでしたっけ?」
「あ、そうか。サブドミナント・マイナーは同主調の四度と七度のコードを置き換えられるやつですね」
「CメジャーでいうとFM7→Fm7、Bm7b5→Bb7にですね」
「これって一時的にCマイナーの世界に飛んでるってことですよね」
「だったらCmペンタが弾けるのでは???」
「やってみましょう」
CM7 | Fm7 の伴奏の CM7でAmペンタ、Fm7でCmペンタを弾いてみると・・・
「おぉ〜」
「なんかいけますね。」
その場で音を鳴らして実験する感じが楽しくて勉強会の醍醐味ですね。
■セッション(Fly me to the moon)
これまでは四つ切りのバッキングでしたがウォーキングベースでの伴奏に挑戦しました。
基本は次のコードのルートに目掛けてどうベース音を動いていくか。
半音で迫るか、各コードのスケールトーンで迫るのが定石なんですかね。
ウォーキングするとグッと二人の演奏の絡みが増える感じでデュオにはいいですね。
楽しかったです。
■Fly meをやっつけるために持っている武器一覧
・ソロ編
Amペンタスケール
C△スケール
コードトーン
モードスケール(コードトーン+テンション)
2-5-1の5でオルタード(G7)
・バッキング編
四つ切り
ウォーキングベース(ルートに半音で迫る、スケールトーンで迫る)