先週に引き続き今週も台風!ひどすぎる〜
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第9回目の勉強会でした。
今回は枯葉の解釈&セッションに取り組みました。
まずはKさんと黒本を眺めながら解釈に挑みます。
①キー
調号がb2つなのでキーはBb、あるいは平行調のGmだと分かります。
bの調号はCを基準にbが1つ増えるたびに4度進行すると考えると分かりやすいですね。
b0→C
b1→F
b2→Bb
b3→Eb
右から2番目のbがついている音という見分け方もありました。
bが2つの場合、一番右のbはEb、次のbはBbなのでキーはBbですね。
平行調についてちょっと混乱があったので補足すると、
メジャーに対する6度マイナーが平行調になります。
CメジャーとAマイナーをセットで把握している方は多いかな?
この2つの関係が平行調です。
逆にAマイナーから見ると3度のメジャーがCメジャーですね。
②2つの2-5-1
枯葉をおおまかに捉えると2つの2-5-1の繰り返しです。
1つ目は1〜3小節の
Cm7|F7|BbM7
これはBbMキーの2-5-1です。
2つ目は5〜8小節の
Am7b5|D7|Gm
これはGmキーの2-5-1です。
つまりBbのメジャー2-5-1とGmのマイナー2-5-1という、
平行調の関係の2つの2-5-1を行ったり来たりしているわけですね。
③Cパート
Cパートは2-5-1から少し変化があります。
まずは3〜4小節目に速いコードチェンジが登場します。
Gm7 C7 | Fm7 Bb7
On the Sunny Side of the StreetのAの8小節目と同じ進行ですね。
(FMに向かう)2-5 | (EbMに向かう)2-5
と2-5進行が連続して下っていく形です。
黒本ではこの部分がADLIBという記載で以下の進行となっています。
Gm7 Gb7 | Fm7 E7
2つの進行を見比べると
C7→Gb7
Bb7→E7
に変化していることが分かります。
ここで変化が可能なのはC7とGb7は裏コードの関係にあるためです。
ギターは裏コードを形で把握しやすい楽器です。
6弦ルートのC7と5弦ルートのGb7はルートが違うだけですよね。
C7 Gb7
ーー ーー
ーー ーー
ー○ ー○
○ー ○ー
ーー ー◉
◉ー ーー
この形を覚えておくと裏コードの把握が簡単ですね〜。
次に5小節目のEb7です。
ここが一番謎でしたがこれも裏コードで考えてみました。
Eb7の裏コードはA7です。
A7 | D7 という進行は7を4度進行で連続させるダブルドミナントという手法ですね。
もともとはA7 | D7 だったところをEb7 | D7に置き換えたという解釈です。
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「裏コードって何に使えるんですか?」
「コードの置き換えができますね」
「いや、そのままですな〜」
「例えばF7ってとこを、F7 B7みたいに割って弾けます」
「お、なるほど〜」
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③ハーモニックマイナー
「Am7b5 | D7 | Gm ってなんでDm7じゃなくてD7なんでしょうか?
GmのダイアトニックコードだとDm7ですよね。」
ナチュラルマイナーのダイアトニックに合わせてコード進行を作ることよりも、
D7 | Gm のドミナントモーションを重視したからってことですかね。
ジャズはめちゃめちゃドミナントモーションしたいからダイアトニックコードのルールを破ってるみたいな感じ、、?
Dm7をD7に変えることで生まれたスケールがあります。
それがハーモニックマイナースケールです。
Cmキーで考えると
ナチュラルマイナー:ドレミbファソラbシb
ハーモニックマイナー:ドレミbファソラbシ
2つを比べると7度がbしているかどうかの違いです。
Cナチュラルマイナーの5番目のコードはGm7で、これをG7に変えるにはb3度のBbをBに変える必要があります。
この音の変化がつまりナチュラルマイナー→ハーモニックマイナーということですね。
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セッション!
これまでやったFly me、On the sunny sideと違って、かなりしっとりとした雰囲気に。
もう秋ですねえ。。
エンディングはお決まりの
Eb7 | D7 | Gm7 C7 | Fm7 Bb7
Eb7 | D7 | Gm7 C7 | Fm7 Bb7
Eb7 | D7 | Gm7
って感じに決めました。
さて来週はメジャー/マイナーの2-5フレーズを仕込んでセッション練習です!